ザーコリ(一般名:クリゾチニブ)について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のザーコリの添付文書、患者向医薬品ガイド、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報等に基づいて、適応のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。
総称名 | ザーコリ |
一般名 | クリゾチニブ |
販売名(販売開始年月) | ザーコリカプセル200㎎(2012年5月) ザーコリカプセル250㎎(2012年5月) |
製造販売元 | ファイザー株式会社 |
効能効果 | ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 |
最新情報年月 | 2023年3月 |
主な副作用
重大な副作用
- 間質性肺疾患
- 劇症肝炎、肝不全、肝機能障害
- QT間隔延長、徐脈
- 血液障害
- 心不全
その他の副作用
(発現頻度 10%以上)
- 眼:視覚障害(視力障害、光視症、霧視、硝子体浮遊物、複視、羞明、視野欠損、視力低下等)(59.0%)
- 神経系:味覚異常(20.4%)、浮動性めまい(14.3%)、ニューロパチー(11.7%)
- 代謝:食欲減退(20.2%)
- 皮膚:発疹(11.1%)
- 消化器:悪心(50.9%)、下痢(48.4%)、嘔吐(43.9%)、便秘(32.2%)、腹痛(上腹部痛、腹部不快感等)(12.6%)
- その他:浮腫(末梢性浮腫、顔面浮腫、眼窩周囲浮腫等)(34.8%)、疲労(26.8%)
「その他の副作用」の中で10%以上の発現頻度を示しています。10%未満の症状についてはザーコリの添付文書(11.副作用 11.2 その他の副作用)でご確認ください。
クリゾチニブ
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。
副作用に対するセルフケア
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味覚障害
食欲不振
悪心・嘔吐
下痢
便秘
浮腫
だるさ・倦怠感
骨髄抑制