抗がん剤情報

スーテント

抗がん剤情報

公開日:2020年4月19日

更新日:2023年6月27日

スーテント(一般名:スニチニブリンゴ酸塩)について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のスーテントの添付文書、患者向医薬品ガイド、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報等に基づいて、適応のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。

総称名スーテント                     
一般名スニチニブリンゴ酸塩
販売名(販売開始年月)スーテントカプセル12.5㎎(2008年6月)
製造販売元ファイザー株式会社
効能効果○イマチニブ抵抗性の消化管間質腫瘍
○根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
○膵神経内分泌腫瘍
最新情報年月2019年10月
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主な副作用

重大な副作用

  • 骨髄抑制
  • 感染症
  • 高血圧
  • 出血
  • 消化管穿孔
  • QT間隔延長、心室性不整脈
  • 心不全、左室駆出率低下
  • 肺塞栓症、深部静脈血栓症
  • 血栓性微小血管症
  • 一過性脳虚血発作、脳梗塞
  • 播種性血管内凝固症候群(DIC)
  • てんかん様発作、可逆性後白質脳症症候群
  • 急性膵炎
  • 甲状腺機能障害
  • 肝不全、肝機能障害、黄疸
  • 急性胆嚢炎
  • 間質性肺炎
  • 急性腎障害
  • ネフローゼ症候群
  • 横紋筋融解症、ミオパシー
  • 副腎機能不全
  • 腫瘍崩壊症候群
  • 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑

その他の副作用

(発現頻度 10%以上)

  • 代謝:食欲不振(37.4)
  • 神経系:味覚異常(37.5)、頭痛(17.1)
  • 消化器:下痢(55.5)、悪心(46.8)、口内炎(39.5)、嘔吐(29.0)、消化不良(26.9)、腹痛(16.2)、便秘(13.0)、舌炎(11.5)
  • 皮膚:皮膚変色(32.4)、手足症候群(31.2)、発疹(26.5)、毛髪変色(17.2)、皮膚乾燥(15.6)、顔面浮腫(13.8)、紅斑(10.5)、脱毛症(10.4)
  • 筋骨格系:筋骨格痛(19.0)
  • その他:疲労(54.6)、粘膜炎(19.9)、浮腫(16.3)、無力症(15.5)

「その他の副作用」の中で、最も発現頻度が高い10%以上を示しています。10%未満の症状についてはスーテントの添付文書(11.副作用 11.2 その他の副作用)でご確認ください。

スニチニブリンゴ酸塩
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。

副作用に対するセルフケア

「対処法をみる」ボタンをクリックすると、セルフケア方法と関連するアイテム・サービス情報を紹介しているページ(内部リンク)へ移動します。

骨髄抑制

食欲不振

味覚障害

口内炎

悪心・嘔吐

だるさ・倦怠感

参考文献・ウェブサイト
  • 添付文書 2019年10月改訂(第1版)
  • PMDA 独立法人医薬品医療機器総合機構 スーテントの添付文書、患者向け医薬品ガイド、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報が得られます。
スニチニブリンゴ酸塩
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。
  • スーテント ウェブサイト スーテントを服用する患者さんとそのご家族の方々のページ 
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