食欲不振は、悪心・嘔吐や口内炎、便秘、味覚障害等の副作用が原因で発症することがあります。抗がん剤などの治療により食欲不振の症状が出たら、まず担当医はじめ医療従事者に相談しましょう。ここでは、食欲不振に対するセルフケアのポイントとケア関連アイテムを紹介します。また、他の副作用のセルフケアもご参考にしてください。
セルフケアのポイント
食べられるための工夫
- 食事の時間にこだわらず、気分の良い時に食べたいものを食べましょう。
- いつでも食べられるように好きなものを手元に置いておきましょう。
- 例えば、料理や食器、食卓などに彩りを加えて、食欲が出る雰囲気を演出しましょう。
少し食べられるとき
- 食べる量を少量に数回に分けて摂りましょう。
- 消化が良く少量でも栄養価の高いものを摂りましょう。
- 高栄養のゼリー食品、濃厚流動食などの栄養補助食品は、効率的に栄養を補給できて便利です。
参考記事
栄養補助食品の商品例は、当サイトの「がん療養生活中の食事ケアアイテム」でご覧になれます。他にも栄養補助食品(ゼリー食品、飲料、栄養調整食品)やおかゆ・雑炊、スープ・味噌汁、経口補水液の具体的な商品例を紹介しています。
「がんの療養生活で知っておきたい栄養の摂り方」では、食欲不振に対応したレシピを提供している情報サイトを紹介しています。また、がん療養期間中に筋肉の分解を抑え、体重減少を防ぐことの重要性と、筋肉量を維持するための栄養素例を科学論文等に基づいて紹介してます。
軽い運動や気分転換をする
- ウォーキング、ストレッチ、ヨガなど軽く体を動かします。
参考記事
ストレッチやウォーキングなどの運動は、臨床試験の結果から生活の質を向上させ、疲労感の軽減に効果があるとされています。当サイトの「がん療養中の運動効果と運動を行う上の目安」では、運動の効果や目安などを紹介していますので、そちらもご参考にしてください。
ヨガは、標準療法に伴ううつ病や気分障害に対する治療や倦怠感の対処、生活の質の改善のために実践されます。治療中の体調の変化や、術後の後遺症等で術前と比べ可動域の変化を伴う場合がありますので、担当医や医療従事者と相談したうえで行いましょう。当サイトの「がん患者に対するヨガの効果と免疫との関係」でもヨガに関する効果などを詳しく説明していますので、そちらもご覧ください。
好きなことをしながらリラックスします。音楽を聴いたり、映画やテレビを見たり、アロマなどリラックスする方法は人それぞれですが、当サイトでもリラックスするための工夫を紹介していますので、ご参考にしてください。
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