エルプラット(一般名:オキサリプラチン)について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のエルプラットの添付文書、患者向医薬品ガイド、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報等に基づいて、適用のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。
総称名 | エルプラット |
一般名 | オキサリプラチン |
販売名(販売開始年月) | エルプラット点滴静注液50㎎(2010年6月) エルプラット点滴静注液100㎎(2010年6月) エルプラット点滴静注液200㎎(2013年2月) |
製造販売元 | 株式会社ヤクルト本社 |
効能効果 | 治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌 結腸癌における術後補助療法 治癒切除不能な膵癌 胃癌 小腸癌 |
最新情報年月 | 2023年3月 |
主な副作用
重大な副作用
- 末梢神経症状
- ショック、アナフィラキシー
- 間質性肺炎、肺線維症
- 骨髄機能抑制
- 溶血性尿毒症症候群
- 薬剤誘発性血小板減少症
- 溶血性貧血
- 視野欠損、視野障害、視神経炎、視力低下
- 血栓塞栓症
- 心室性不整脈、心筋梗塞
- 肝静脈閉塞症(VOD)
- 急性腎障害
- 白質脳症(可逆性後白質脳症症候群を含む)
- 高アンモニア血症
- 横紋筋融解症
- 難聴
- 感染症
- 肝機能障害
その他の副作用
(発現頻度 5%以上)
- 精神神経系:味覚異常、頭痛、神経痛、コリン作動性症候群
- 消化器:悪心(80.0%)、下痢(56.0%)、嘔吐(49.1%)、食欲不振(89.1%)、口内炎(35.4%)、便秘、しゃっくり、腹痛、歯肉炎
- 腎臓:蛋白尿、BUN上昇、尿糖、尿沈渣異常
- 肝臓:ALP上昇、LDH上昇
- 血液:白血球分画の変動(42.3%)
- 循環器:高血圧
- 呼吸器:鼻出血、鼻咽頭炎
- 電解質:血清カリウムの異常、血清ナトリウムの異常、血清クロールの異常
- 皮膚:脱毛、手足症候群(32.0%)、色素沈着、口唇炎
- 過敏症:発疹、薬物過敏症
- 投与部位:注射部位反応
- その他:倦怠感、疲労(60.0%)、発熱、アルブミン減少、CRP上昇、体重減少、総蛋白減少
「その他の副作用」の中で、最も発現頻度が高い5%以上を示しています。5%未満の症状についてはエルプラットの添付文書(11.副作用 11.2 その他の副作用)でご確認ください。
オキサリプラチン
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。
副作用に対するセルフケア
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悪心・嘔吐
下痢
食欲不振
口内炎
だるさ・倦怠感
骨髄抑制
味覚障害
便秘
脱毛
皮膚障害