インライタ(一般名:アキシチニブ)について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のインライタの添付文書、患者向医薬品ガイド、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報等に基づいて、適応のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。
総称名 | インライタ |
一般名 | アキシチニブ |
販売名(販売開始年月) | インライタ錠1㎎(2012年8月) インライタ錠5㎎(2012年8月) |
製造販売元 | ファイザー株式会社 |
効能効果 | 根治切除不能又は転移性の腎細胞癌 |
最新情報年月 | 2019年12月 |
主な副作用
重大な副作用
- 高血圧、高血圧クリーゼ
- 動脈血栓塞栓症
- 静脈血栓塞栓症
- 出血
- 消化管穿孔、瘻孔形成
- 甲状腺機能障害
- 創傷治癒遅延
- 可逆性後白質脳症症候群
- 肝機能障害
- 心不全
- 間質性肺疾患
その他の副作用
(発現頻度 10%以上)
- 精神神経系:味覚異常 (11.6%)、頭痛 (10.1%)
- 呼吸器:発声障害 (27.1%)
- 消化器:下痢(52.7%)、悪心(26.2%)、口内炎(18.6%)、嘔吐(12.8%)
- 代謝:食欲減退(23.7%)
- 皮膚:手足症候群 (30.4%)、発疹 (18.6%)、そう痒症(10.8%)
- 筋骨格系:関節痛(10.3%)
- その他: 疲労(35.4%)、 粘膜の炎症 (13.9%)、体重 減少(13.5%)、 無力症(12.8%)
「その他の副作用」の中で、最も発現頻度が高い10%以上を示しています。10%未満の症状についてはインライタの添付文書(11.副作用 11.2 その他の副作用)でご確認ください。
アキシチニブ
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。
副作用に対するセルフケア
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味覚障害
下痢
悪心・嘔吐
口内炎
便秘
食欲不振
皮膚障害
だるさ・倦怠感