テラルビシン(一般名:ビラルビシン塩酸塩)について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のテラルビシンの添付文書、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報等に基づいて、適応のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。
総称名 | テラルビシン |
一般名 | ピラルビシン塩酸塩 |
販売名(販売開始年月) | テラルビシン注射用10㎎(2006年8月) テラルビシン注射用20㎎(2006年8月) |
製造販売元 | Meiji Seika ファルマ株式会社 |
効能効果 | 下記疾患の自覚的・他覚的症状の寛解並びに改善 頭頸部癌、乳癌、胃癌、尿路上皮癌 (膀胱癌、腎盂・尿 管腫瘍)、卵巣癌、子宮癌、急性白血病、悪性リンパ腫 |
最新情報年月 | 2011年4月 |
主な副作用
重大な副作用
- 心筋障害 更に心不全
- 骨髄抑制
- ショック
- 間質性肺炎
- 膀胱内注入療法による萎縮膀胱
その他の副作用
(発現頻度 5%以上)
- 肝臓:肝障害(AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTP、LDH、総ビリルビン上昇等)
- 消化器:食欲不振、悪心・嘔吐、口内炎
- 皮膚:脱毛
- 精神神経系:全身けん怠
- 泌尿器:膀胱内注入療法時の頻尿、排尿痛、血尿等の膀胱刺激症状
- その他:発熱
「その他の副作用」の中で最も発現頻度が高い5%以上を示しています。5%未満の症状についてはテラルビシンの添付文書((4)副作用 2)その他の副作用)でご確認ください。
ピラルビシン塩酸塩
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。
副作用に対するセルフケア
「対処法をみる」ボタンをクリックすると、セルフケア方法と関連するアイテム・サービス情報を紹介しているページ(内部リンク)へ移動します。
骨髄抑制
食欲不振
悪心・嘔吐
口内炎
脱毛
だるさ・倦怠感