テモダール（一般名：テモゾロミド）について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のテモダールの添付文書、患者向医薬品ガイド、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報等に基づいて、適応のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。
| 総称名 | テモダール |
| 一般名 | テモゾロミド |
| 販売名（販売開始年月） | テモダールカプセル20㎎（2006年9月） テモダールカプセル100㎎（2006年9月） |
| 製造販売元 | MSD株式会社 |
| 効能効果 | 悪性神経膠腫 再発又は難治性のユーイング肉腫 |
| 最新情報年月 | 2023年1月 |
主な副作用
重大な副作用
- 骨髄機能抑制
- ニューモシスチス肺炎、感染症
- 間質性肺炎
- 脳出血
- アナフィラキシー
- 肝機能障害、黄疸
- 中毒性表皮壊死融解症、Necrolysis Epidermal Toxic : TEN) ）、皮膚粘膜眼症候群（Stevens-Johnson症候群）
その他の副作用
（発現頻度 10％以上）［国内で認められた副作用］
- 全身症状：倦怠感
- 精神神経系：頭痛
- 血液：貧血（ヘモグロビン減少、ヘマトクリット減少、赤血球減少）、白血球減少、リンパ球減少、好中球減少、血小板減少
- 肝臓：AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇
- 消化器：悪心、嘔吐、食欲不振、便秘、下痢
- その他：疲労
「その他の副作用」の中で最も発現頻度が高い10％以上を示しています。10％未満の症状についてはテモダールの添付文書（11．副作用 11.2その他の副作用）でご確認ください。
テモゾロミド
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構：医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。
www.pmda.go.jp
副作用に対するセルフケア
「対処法をみる」ボタンをクリックすると、セルフケア方法と関連するアイテム・サービス情報を紹介しているページ（内部リンク）へ移動します。
だるさ・倦怠感
骨髄抑制
悪心・嘔吐
食欲不振
便秘
下痢
参考文献・ウェブサイト
- 添付文書 2023年1月改訂（第1版）
- PMDA 独立法人医薬品医療機器総合機構 テモダールの添付文書、患者向医薬品ガイド、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報が得られます。また、重篤副作用疾患別対応マニュアルでは、重大な副作用にある症状に関する情報が得られます。
テモゾロミド
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構：医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。
www.pmda.go.jp