ジェムザール(一般名:ゲムシタビン塩酸塩)について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のジェムザールの添付文書、患者向医薬品ガイド、インタビューフォームの情報等に基づいて、適応のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。
総称名 | ジェムザール |
一般名 | ゲムシタビン塩酸塩 |
販売名(販売開始年月) | ジェムザール注射用200㎎(1999年8月) ジェムザール注射用1g(1999年8月) |
製造販売元 | 日本イーライリリー株式会社 |
効能効果 | 非小細胞肺癌、膵癌、胆道癌、尿路上皮癌、手術不能又は 再発乳癌、がん化学療法後に増悪した卵巣癌、再発又は 難治性の悪性リンパ腫 |
最新情報年月 | 2021年8月 |
主な副作用
重大な副作用
- 骨髄抑制
- 間質性肺炎
- アナフィラキシー
- 心筋梗塞
- うっ血性心不全
- 肺水腫
- 気管支痙攣
- 成人呼吸促迫症候群(ARDS)
- 腎不全
- 溶血性尿毒症症候群
- 皮膚障害
- 肝機能障害、黄疸
- 白質脳症(可逆性後白質脳症症候群を含む)
その他の副作用
(発現頻度 10%以上)
- 腎臓:総蛋白低下、電解質異常、アルブミン低下
- 消化器:食欲不振、悪心・嘔吐
- 肝臓:AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、LDH上昇、Al-P上昇
- 皮膚:発疹
- その他:疲労感、発熱、血小板増加
「その他の副作用」の中で、最も発現頻度が高い10%以上を示しています。10%未満の症状についてはジェムザールの添付文書(4.副作用(2)その他の副作用)でご確認ください。
ゲムシタビン塩酸塩
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。
副作用に対するセルフケア
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骨髄抑制
食欲不振
悪心・嘔吐
皮膚障害
だるさ・倦怠感