フィルデシン(一般名:ビンデシン硫酸塩)について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のフィルデシンの添付文書、インタビューフォームの情報等に基づいて、適応のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。
総称名 | フィルデシン |
一般名 | ビンデシン硫酸塩 |
販売名(販売開始年月) | 注射用フィルデシン1㎎(1985年9月) 注射用フィルデシン3㎎(1985年9月) |
製造販売元 | 日医工株式会社 |
効能効果 | 下記疾患の自覚的並びに他覚的症状の寛解 急性白血病(慢性骨髄性白血病の急性転化を含む), 悪性リンパ腫, 肺癌,食道癌 |
最新情報年月 | 2023年4月 |
主な副作用
重大な副作用
- 骨髄抑制
- 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群群(SIADH)
- 麻痺性イレウス、消化管出血
- 間質性肺炎
- 心筋虚血
- 脳梗塞
- 神経麻痺,痙攣,聴覚異常,筋力低下(起立障害,歩行障害,階段昇降障害,手指連動障害等),知覚異常,末梢神経障害
- アナフィラキシー
その他の副作用
(発現頻度 5%以上又は頻度不明)
- 消化器:食欲不振(13.9%),悪心・嘔吐(11.2%)口内炎、便秘
- 肝臓:AST上昇(14.7%),ALT上昇(23.9%),Al-P上昇(13.3%)
- 過敏症:発疹等
- 皮膚:脱毛(25.6%)
- 神経・筋症状:しびれ感(13.0%)
「その他の副作用」の中で5%以上の発現頻度あるいは頻度不明を示しています。5%未満の症状についてはフィルデシンの添付文書(4.副作用 (2)その他の副作用)でご確認ください。
ビンデシン硫酸塩
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。
副作用に対するセルフケア
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骨髄抑制
食欲不振
悪心・嘔吐
口内炎
便秘
脱毛
しびれ