抗がん剤情報

ハラヴェン

抗がん剤情報

公開日:2020年4月21日

更新日:2023年6月24日

ハラヴェン(一般名:エリブリンメシル酸塩)について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のハラヴェンの添付文書、患者向医薬品ガイド、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報等に基づいて、適応のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。

総称名ハラヴェン                     
一般名エリブリンメシル酸塩
販売名(販売開始年月)ハラヴェン静注1㎎(2011年7月)
製造販売元エーザイ株式会社
効能効果手術不能又は再発乳癌、悪性軟部腫瘍
最新情報年月2022年1月
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主な副作用

重大な副作用

  • 骨髄抑制
  • 感染症
  • 末梢神経障害(末梢性ニューロパチー)
  • 肝機能障害
  • 間質性肺炎
  • 皮膚粘膜眼症候群(Stevens‐Johnson症候群)、多形紅斑

その他の副作用

(発現頻度 30%以上)

  • 消化器:悪心(40.2%)、口内炎(34.1%)
  • 全身症状:疲労(34.1%)、発熱(31.1%)
  • 代謝:食欲減退(34.8%)
  • 皮膚:脱毛症(46.2%)

「その他の副作用」の中で発現頻度が高い30%以上を示しています。30%未満の症状についてはハラヴェンの添付文書(11.副作用 11.2 その他の副作用)でご確認ください。

エリブリンメシル酸塩
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。

副作用に対するセルフケア

「対処法をみる」ボタンをクリックすると、セルフケア方法と関連するアイテム・サービス情報を紹介しているページ(内部リンク)へ移動します。

骨髄抑制

悪心・嘔吐

口内炎

だるさ・倦怠感

食欲不振

参考文献・ウェブサイト
  • 添付文書 2022年1月改訂(第1版)
  • PMDA 独立法人医薬品医療機器総合機構 ハラヴェンの添付文書、患者向医薬品ガイド、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報が得られます。また、重篤副作用疾患別対応マニュアルでは、重大な副作用にある症状に関する情報が得られます。
エリブリンメシル酸塩
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。