ナベルビン(一般名:ビノレルビン酒石酸塩)について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のナベルビンの添付文書、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報等に基づいて、適応のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。
総称名 | ナベルビン |
一般名 | ビノレルビン酒石酸塩 |
販売名(販売開始年月) | ナベルビン注10(1995年5月) ナベルビン注40(1995年5月) |
製造販売元 | 協和キリン株式会社 |
効能効果 | 非小細胞肺癌、手術不能又は再発乳癌 |
最新情報年月 | 2023年2月 |
主な副作用
重大な副作用
- 骨髄機能抑制
- 間質性肺炎、肺水腫
- 気管支痙攣
- 麻痺性イレウス
- 心不全、心筋梗塞、狭心症
- ショック、アナフィラキシー
- 肺塞栓症
- 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
- 重篤な腎障害
- 急性膵炎
その他の副作用
(発現頻度 20%以上)
- 消化器:食欲不振、嘔気
- 代謝栄養障害:総蛋白低下、血漿中電解質(ナトリウム、カリウム、クロール、カルシウム)異常
(発現頻度 5~20%未満)
- 肝臓:AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、LDH上昇
- 腎臓:BUN上昇、クレアチニン上昇
- 消化器:嘔吐、便秘、下痢
- 皮膚:脱毛
- 注射部位:静脈炎
- 代謝栄養障害:アルブミン低下
- その他:発熱、全身倦怠感、CRP上昇
「その他の副作用」の中で5%以上の発現頻度を示しています。5%未満の症状についてはナベルビンの添付文書(11.副作用 11.2その他の副作用)でご確認ください。
ビノレルビン酒石酸塩
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。
副作用に対するセルフケア
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骨髄抑制
食欲不振
悪心・嘔吐
便秘
下痢
脱毛
だるさ・倦怠感