スミフェロン(一般名:インターフェロン アルファ (NAMALWA))について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のスミフェロンの添付文書、患者向医薬品ガイド、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報等に基づいて、適応のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。
総称名 | スミフェロン |
一般名 | インターフェロン アルファ(NAMALWA) |
販売名(販売開始年月) | スミフェロン注バイアル300万IU(1987年4月) スミフェロン注DS300万IU(1997年9月) スミフェロン注DS600万IU(1997年9月) |
製造販売元 | 住友ファーマ株式会社 |
効能効果 | 〔スミフェロン注バイアル300万IU・注DS300万IUの場合〕 ○ 腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病 ○ 慢性骨髄性白血病 ○ HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動 性肝炎のウイルス血症の改善 ○ C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善 (血中HCV RNA量が高い場合を除く) ○ C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善 (セログ ループ1の血中HCV RNA量が高い場合を除く) ○ 亜急性硬化性全脳炎におけるイノシンプラノベクスとの 併用による臨床症状の進展抑制 ○ HTLV-Ⅰ脊髄症(HAM) 〔スミフェロン注DS600万IUの場合〕 ○ 腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病 ○ 慢性骨髄性白血病 ○ HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動 性肝炎のウイルス血症の改善 ○ C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善 (血中HCV RNA量が高い場合を除く) ○ C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善 (セログループ1の血中HCV RNA量が高い場合を除く) |
最新情報年月 | 2022年4月 |
主な副作用
重大な副作用
〈効能共通〉
- 間質性肺炎
- 抑うつ:自殺企図、躁状態
- 糖尿病[1型及び2型]
- 自己免疫現象によると思われる症状・徴候[甲状腺機能異常; 潰瘍性大腸炎、関節リウマチ、1型糖尿病、多発性筋炎、溶血性貧血、肝炎、SLE;重症筋無力症(頻度不明)の増悪又は発症等]
- 重篤な肝障害
- 急性腎障害、ネフローゼ症候群等の重篤な腎障害
- 溶血性尿毒症症候群
- 汎血球減少、無顆粒球症;白血球減少(2000/mm3未満)、血小板減少(50000/mm3未満;貧血;赤芽球癆
- 敗血症、肺炎等の重篤な感染症
- ショック
- 狭心症、心筋梗塞、心筋症、心不全;完全房室ブロック、心室頻拍
- 消化管出血(下血、血便等);消化性潰瘍;虚血性大腸炎
- 脳出血
- 脳梗塞
- 錯乱、痙攣、幻覚・妄想;意識障害、興奮、見当識障害、失神、せん妄、認知症様症状(特に高齢者)
- 四肢の筋力低下、顔面神経麻痺、末梢神経障害
- 網膜症
- 難聴
- 皮膚潰瘍;皮膚壊死
〈亜急性硬化性全脳炎におけるイノシン プラノベクスとの併用による臨床症状の進展抑制〉
- 無菌性髄膜炎
その他の副作用
(発現頻度 5%以上)
- 全身症状:発熱(10% 以上)、全身倦怠感 (10%以上)、インフルエンザ様症状 (10%以上)
- 精神神経系:頭痛
- 血液:顆粒球減少(10%以上)、血小板減少 (10%以上)
- 消化器:食欲不振
- 皮膚:脱毛
- 眼:網膜出血、軟性白斑等の網膜の微小循環障害(10%以上)
- 投与部位⑵ 髄腔内・ 脳室内:髄液細胞増多(10%以上)、髄液蛋白量の増加又は減少 (10%以上)
「その他の副作用」の中で5%以上の発現頻度を示しています。5%未満の症状についてはスミフェロンの添付文書(11.副作用 11.2 その他の副作用)でご確認ください。
インターフェロン アルファ(NAMALWA)
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。
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