キロサイド(一般名:シタラビン)について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のキロサイドの添付文書、患者向医薬品ガイド、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報等に基づいて、適応のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。
総称名 | キロサイド |
一般名 | シタラビン |
販売名(販売開始年月) | キロサイド注20㎎(1971年4月) キロサイド注40㎎(1971年11月) キロサイド注60㎎(1971年11月) キロサイド注100㎎(1987年10月) キロサイド注200㎎(1987年10月) |
製造販売元 | 日本新薬株式会社 |
効能効果 | 1. 急性白血病(赤白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化例を 含む)。 2. 消化器癌(胃癌、膵癌、肝癌、結腸癌等)、肺癌、乳癌、 女性性器癌(子宮癌等)等。 ただし他の抗腫瘍剤(フルオ ロウラシル、マイトマイシンC、 シクロホスファミド水和 物、メトトレキサート、 ビンクリスチン硫酸塩、ビンブラ スチン硫酸塩等)と併用する場合に限る。 3. 膀胱腫瘍 |
最新情報年月 | 2023年5月 |
主な副作用
重大な副作用
- 骨髄機能抑制に伴う血液障害
- ショック
- 消化器障害
- 急性呼吸促迫症候群、間質性肺炎
- 急性心膜炎、心のう液貯留
- 中枢神経系障害
- シタラビン症候群
その他の副作用
(発現頻度 10~20%未満)
- 消化器:悪心・嘔吐、食欲不振
(発現頻度 5~10%未満)
- 消化器:腹痛、下痢
- 泌尿器:膀胱内注入療法の場合、頻尿、排尿痛、膀胱炎、血尿等の膀胱刺激症状
「その他の副作用」の中で5%以上の発現頻度を示しています。5%未満の症状についてはキロサイドの添付文書(11.副作用 11.2 その他の副作用)でご確認ください。
シタラビン
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。
副作用に対するセルフケア
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骨髄抑制
悪心・嘔吐
食欲不振
下痢