イホマイド(一般名:イホスファミド)について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のイホマイドの添付文書、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報等に基づいて、適応のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。
総称名 | イホマイド |
一般名 | イホスファミド |
販売名(販売開始年月) | 注射用イホマイド1g(1985年7月) |
製造販売元 | 塩野義製薬株式会社 |
効能効果 | 下記疾患の自覚的並びに他覚的症状の寛解 肺小細胞癌,前立腺癌,子宮頸癌,骨肉腫, 再発又は難治性の胚細胞 腫瘍(精巣腫瘍,卵巣腫瘍, 性腺外腫瘍),悪性リンパ腫 以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法 悪性骨・軟部腫瘍,小児悪性固形腫瘍 (ユーイング肉腫ファミリー腫 瘍,横紋筋肉腫, 神経芽腫,網膜芽腫,肝芽腫,腎芽腫等) |
最新情報年月 | 2022年10月 |
主な副作用
重大な副作用
- 骨髄抑制
- 出血性膀胱炎、排尿障害
- ファンコニー症候群、急性腎不全
- 意識障害、幻覚、錯乱、錐体外路症状
- 脳症
- 間質性肺炎、肺水腫
- 心筋障害、不整脈
- 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
- 急性膵炎
その他の副作用
(発現頻度 5%以上)
- 腎臓:蛋白尿
- 消化器:悪心・嘔吐、食欲不振
- 皮膚:脱毛
- 精神神経系:倦怠感
「その他の副作用」の中で、最も発現頻度が高い5%以上を示しています。5%未満の症状についてはイホマイドの添付文書(11.副作用 11.2その他の副作用)でご確認ください。
イホスファミド
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。
副作用に対するセルフケア
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悪心・嘔吐
食欲不振
脱毛
だるさ・倦怠感
骨髄抑制