カンプト(一般名:イリノテカン塩酸塩水和物)について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のカンプトの添付文書、患者向医薬品ガイド、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報等に基づいて、適応のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。
総称名 | カンプト |
一般名 | イリノテカン塩酸塩水和物 |
販売名(販売開始年月) | カンプト点滴静注40㎎(2008年6月) カンプト点滴静注100㎎(2008年6月) |
製造販売元 | 株式会社ヤクルト本社 |
効能効果 | 小細胞肺癌、非小細胞肺癌、 子宮頸癌、卵巣癌、 胃癌(手術不能又は再発)、結腸・直腸癌(手術不能又は再発)、 乳癌(手術不能又は再発)、 有棘細胞癌、 悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)、 小児悪性固形腫瘍、 治癒切除不能な膵癌 |
最新情報年月 | 2022年1月 |
主な副作用
重大な副作用
- 骨髄機能抑制
- 高度な下痢、腸炎
- 腸管穿孔、消化管出血、腸閉塞
- 間質性肺炎
- ショック、アナフィラキシー
- 肝機能障害、黄疸
- 急性腎障害
- 血栓塞栓症
- 脳梗塞
- 心筋梗塞、狭心症発作
- 心室性期外収縮
その他の副作用
(発現頻度 50%以上)
- 消化器:食欲不振(80.9%)、悪心・嘔吐(77.2%)
- 皮膚:脱毛
(発現頻度 5~50%未満)
- 消化器:腹痛
- 肝臓:AST上昇、ALT上昇、ALP上昇、LDH上昇
- 腎臓:電解質異常
- その他:倦怠感、発熱、好酸球増加、総蛋白減少、アルブミン減少
「その他の副作用」の中で5%以上の発現頻度を示しています。5%未満の症状についてはカンプトの添付文書(4.副作用(2)その他の副作用)でご確認ください。
イリノテカン塩酸塩水和物
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。
副作用に対するセルフケア
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骨髄抑制
下痢
悪心・嘔吐
食欲不振
脱毛
だるさ・倦怠感