カドサイラ(一般名:トラスツズマブ エムタンシン(遺伝子組換え))について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のカドサイラの添付文書、患者向医薬品ガイド、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報等に基づいて、適応のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。
総称名 | カドサイラ |
一般名 | トラスツズマブ エムタンシン(遺伝子組換え) |
販売名(販売開始年月) | カドサイラ点滴静注用100㎎(2014年4月) カドサイラ点滴静注用160㎎(2014年4月) |
製造販売元 | 中外製薬株式会社 |
効能効果 | HER2陽性の手術不能又は再発乳癌 HER2陽性の乳癌における術後薬物療法 |
最新情報年月 | 2023年3月 |
主な副作用
重大な副作用
- 間質性肺疾患
- 心障害
- 過敏症
- Infusion reaction
- 肝機能障害、肝不全
- 血小板減少症
- 末梢神経障害
その他の副作用
(発現頻度 5%以上)
- 精神神経系:頭痛(15.4%)、味覚異常
- 消化器:悪心(34.6%)、嘔吐(11.7%)、便秘(11.1%)、口内乾燥(10.7%)、下痢、口内炎、腹痛
- 呼吸器:鼻出血(16.5%)
- 皮膚:発疹、爪の異常
- 筋・骨格:関節痛(10.4%)、筋骨格痛
- 代謝:食欲減退(10.5%)、血中ALP増加
- 血液:貧血、好中球数減少、白血球数減少
- その他:倦怠感(34.4%)、疼痛(背部痛、四肢痛等)、発熱、無力症
「その他の副作用」の中で5%以上の発現頻度を示しています。5%未満の症状についてはカドサイラの添付文書(11.副作用 11.2 その他の副作用)でご確認ください。
トラスツズマブ エムタンシン(遺伝子組換え)
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。
副作用に対するセルフケア
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味覚障害
悪心・嘔吐
便秘
下痢
だるさ・倦怠感
骨髄抑制
口内炎