治療費のサポート

血液がんに関わる支援

治療費のサポート

公開日:2024年3月4日

更新日:2024年5月5日

血液がん患者さんに対する支援として民間団体の助成金について、その種類や申請方法、注意点などを紹介します。

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血液がん患者さんに対する支援

血液がんとは、白血球や赤血球、血小板などの血液を作る細胞ががん化する病気です。 血液がんには、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などがあります。 血液がんの治療には、抗がん剤や放射線などの薬物療法や、造血細胞移植などの細胞療法が用いられます。 しかし、これらの治療は高額な費用がかかり、経済的に困難な患者さんやその家族も少なくありません。

そこで、民間団体による助成金制度を利用することで、負担を軽減することができる場合があります。 以下に血液がん患者さんに対する支援として有名な助成金制度を紹介します。

民間団体からの助成金

公的制度だけではカバーできない高額な医療費に苦しむ血液がん患者さんを支えるために、民間団体から助成金を受けることもできます。以下に基金の例を紹介します。ご自身の状況に合わせて、利用できる助成金を探してみましょう。

つばさ支援基金

NPO法人血液情報広場つばさが設立した助成制度です。長期闘病者のための支援基金で、造血細胞移植や分子標的薬などの治療費用の一部を助成します。 収入や年齢によって助成額や回数が異なります。

対象疾患は、慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、消化管間質腫瘍(GIST)、多発性骨髄腫の4疾患です。

つばさ支援基金
つばさ支援基金

志村大輔基金

2012年に亡くなった志村大輔さんの遺志を受け継いで設立された患者支援基金で、分子標的薬の治療費用や精子保存費用の一部を助成します。 対象となる主な病気は、慢性骨髄性白血病(CML)、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)、CD33陽性急性骨髄性白血病などです。 収入や年齢によって助成額や回数が異なります。

志村大輔基金 - 特定非営利活動法人 全国骨髄バンク推進連絡協議会
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佐藤きち子記念「造血細胞移植患者支援基金」

1995年に亡くなった佐藤きち子さんが「お金がなくて骨髄移植が受けられない患者さんのために使ってください」との遺言とともに寄付された寄付金を元に運営されている基金で、造血細胞移植(血縁・非血縁・自家、骨髄・さい帯血・末梢血 を問わず)を望みながら経済的理由により実施が困難な患者さんとその家族に対して医療費や交通費・滞在費などの一部を助成します。 収入や年齢によって助成額や回数が異なります。

佐藤きち子記念「造血細胞移植患者支援基金」(旧:佐藤きち子患者支援基金) - 特定非営利活動法人 全国骨髄バンク推進連絡協議会
あなたを待っている人がいます

敦彦基金(ひとり親家庭、生活保護受給者)

2001年に亡くなった勝木敦彦さんが「HLAの検査費用で命をあきらめることのないよう」との遺言とともに寄付された寄付金を元に運営されている基金で、HLA研究所の検査費用の一部を助成します。 対象は母子家庭、生活保護受給者などの方々です。

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