スプリセル

スプリセル(一般名:ダサチニブ水和物)について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のスプリセルの添付文書、患者向医薬品ガイド、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報等に基づいて、適応のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。

総称名スプリセル                     
一般名ダサチニブ水和物
販売名(販売開始年月)スプリセル錠20㎎(2009年3月)
スプリセル錠50㎎(2009年3月)
製造販売元ブリストル・マイヤーズ・スクイブ株式会社
効能効果1.慢性骨髄性白血病
2.再発又は難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ
性白血病
最新情報年月2021年7月

主な副作用

重大な副作用

  • 骨髄抑制
  • 出血(脳出血・硬膜下出血,消化管出血)
  • 体液貯留(胸水,肺水腫,心嚢液貯留,腹水,全身性浮腫等)
  • 感染症
  • 間質性肺疾患
  • 腫瘍崩壊症候群
  • 心電図QT延長
  • 心不全,心筋梗塞
  • 急性腎障害
  • 肺動脈性肺高血圧症

その他の副作用

(発現頻度 10%以上)

  • 血液:リンパ球数減少
  • 代謝:電解質異常(リン,カリウム,カルシウム,マグネシウム,ナトリウム,クロール)
  • 神経系:頭痛
  • 血管:出血(肺出血,歯肉出血,結膜出血,鼻出血,皮下出血,点状出血,カテーテル留置部出血)
  • 呼吸器:咳嗽
  • 消化器:下痢,悪心
  • 肝臓:AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇,LDH上昇
  • 皮膚:発疹
  • 筋骨格系:筋痛,CK(CPK)上昇
  • 全身:発熱,表在性浮腫( 浮腫,眼瞼浮腫,咽頭浮腫,顔面腫脹,末梢性浮腫,顔面浮腫,腫脹,口腔浮腫),倦怠感
  • その他:多重増加

「その他の副作用」の中で、最も発現頻度が高い10%以上を示しています。10%未満の症状についてはスプリセルの添付文書(4.副作用(2)その他の副作用)でご確認ください。

ダサチニブ水和物
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。

副作用に対するセルフケア

「対処法をみる」ボタンをクリックすると、セルフケア方法と関連するアイテム・サービス情報を紹介しているページ(内部リンク)へ移動します。

悪心・嘔吐

皮膚障害

だるさ・倦怠感

参考文献・ウェブサイト
  • 添付文書 2021年7月改訂(第12版)
  • PMDA 独立法人医薬品医療機器総合機構 スプリセルの添付文書、患者向け医薬品ガイド、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報が得られます。
ダサチニブ水和物
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。

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