サンドスタチン(一般名:オクトレオチド酢酸塩)について、独立法人医薬品医療機器総合機構公表のサンドスタチンの添付文書、患者向医薬品ガイド、インタビューフォーム、くすりのしおりの情報等に基づいて、適応のがん種と副作用を中心にまとめました。一部の副作用については、そのセルフケア方法を当サイトの「副作用の対処法」で紹介しています。
総称名 | サンドスタチン |
一般名 | オクトレオチド酢酸塩 |
販売名(販売開始年月) | サンドスタチン皮下注用50μg(1989年7月) サンドスタチン皮下注用100μg(1989年7月) |
製造販売元 | ノバルティスファーマ株式会社 |
効能効果 | 1.下記疾患に伴う諸症状の改善 消化管ホルモン産生腫瘍(VIP産生腫瘍、カルチノイド症候群 の特徴を示すカルチノイド腫瘍、ガストリン産生腫瘍) 2.下記疾患における成長ホルモン、ソマトメジン-C分泌過 剰状態及び諸症状の改善 先端巨大症・下垂体性巨人症(外科的処置、他剤による治療 で効果が不十分な場合又は施行が困難な場合) 3.進行・再発癌患者の緩和医療における消化管閉塞に伴う消化器症状の改善 |
最新情報年月 | 2020年8月 |
主な副作用
重大な副作用
- アナフィラキシー
- 徐脈
その他の副作用
(発現頻度 5%以上)
- 胃腸障害:嘔気
- 注射部位:疼痛
(発現頻度 1~5%未満)
- 胃腸障害:胃部不快感、下痢、嘔吐
- 肝胆道系障害;肝機能異常、 AST(GOT)上 昇、ALT(GPT)上昇、 ALP上昇、γ- GTP上昇、胆石
「その他の副作用」の中で1%以上の発現頻度を示しています。1%未満の症状についてはサンドスタチンの添付文書(11.副作用 11.2 その他の副作用)でご確認ください。
オクトレオチド酢酸塩
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:医薬品副作用被害救済や稀少病認定薬の研究振興調査などの業務案内。
副作用に対するセルフケア
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下痢